北九州市立大学図書館

シンガポール謎解き散歩

シンガポール謎解き散歩.jpg
推薦者名
田村 慶子
著者?編者名
田村 慶子
所属(学部)
大学院社会システム研究科
発行年月
2014年11月
出版社名
KADOKAWA
内容
 歴史が浅く小さな島国のシンガポールには、アンコール?ワットやボロブドゥールのような荘厳な遺跡はなく、街を歩けば無味乾燥な超高層ビルばかり。そのためか、旅行ガイドブックのシンガポール紹介の多くは、グルメとホテル、ショッピング情報である。でも、そんなお手軽な観光はシンガポールの魅力のほんの一部でしかない。チキンライス、フィッシュヘッド?カレー、デビルス?カレーがなぜシンガポールの名物料理になったのかを知れば、中国、マレー、インド、ヨーロッパの移民が創ったこの国のルーツに触れることができて、グルメはもっと味わい深いものになるに違いない。繁華街オーチャードになぜ巨大ナツメグがあるのか、チャイナ?タウンになぜヒンドゥー寺院やモスクがあるのか、「ビーチ?ロード」がなぜ海から遠いのかがわかれば、街歩きは10倍楽しくなる。巨大観覧車シンガポール?フライヤーと風水の関係を知れば、無味乾燥な近代建築に「人間の臭い」を感じるだろう。そうして初めて、マリーナ?ベイ?サンズの屋上プールから眺める高層ビル群が、この小さな都市国家のほんの一面でしかないことに気付くだろう。 この小さな本は、そんなシンガポールの「知られざる、でも最高の魅力」が溢れる珠玉の一冊である。。

※図書の画像は出版社から許可をいただいて掲載しています。

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