一定牛彩票网

広報スタッフ日記

北九州市立大学からのお知らせ

広報スタッフ日記

法学部政策科学科楢原ゼミが、島根県隠岐郡海士町に視察に行きました。

 法学部政策科学科の楢原ゼミでは、政策実践プロジェクトの一環として11月6日から9日の4日間、人口約2,300人の離島、島根県隠岐郡の海士町に視察に行きました。今回の視察は「離島における移住者の役割」を主な研究テーマとし、消滅可能性都市と言われていた海士町がどのようにして人口減少を抑え、地域活性化に成功したのかを探ることを目的として行いました。

画像1.jpg
大人の島留学生の方々と楢原ゼミ生(セントラル亭にて)

 移住者の方を対象にした聞き取り調査では、「海士町に移住し起業している方」「半官半X特命担当として働いている方」「海士町複業協同組合が行っているAMU WORKという制度を利用して移住した方」「大人の島留学で移住した方」を中心にお話を伺いました。
 私たちは当初、海士町に移住してくる人は、都会にはない海士町の自然環境などに魅力を感じて移住してきた方が多いと想定していました。しかし、実際は海士町独自の働き方や制度に魅力を感じて移住し、人の温かさや自然の豊かさなどの海士町ならではの魅力は移住後に実感したという方が多いことに驚きました。

画像2.png
海士町役場郷づくり特命担当豊田庄吾氏の島前高校魅力化プロジェクトの概要説明の様子

画像3.png
海士町役場郷づくり特命課長濱中香理氏との質疑応答の様子(隠岐國学習センターにて)

 海士町役場郷づくり特命担当課長の濱中香理氏、同じく郷づくり特命担当豊田庄吾氏から海士町の主な取り組み、島前高校魅力化プロジェクト等に説明していただき、同時に事前に準備をしていた質問への回答もいただきました。
 私たちは、海士町に移住してきた方々にそのまま定住してもらうことで人口を増やしていると考えていました。しかし、海士町では移住している方々をすぐに定住へと促すのは難しいため、AMU WORKや大人の島留学などの制度を利用して「滞在人口」を増やし、人口を確保していることが分かりました。また、役場の方々が働いている方々の目線に立ち、海士町に足りないものは何か、これから海士町をどうしていくべきかを話し合い、海士町に良い影響をもたらそうと日々奮闘していることが伝わりました。
 「CAS凍結センター」「隠岐潮風ファーム」など解説を織り交ぜて頂きながらバスで海士町内を見学し、海士町の活性化には欠かせない様々な施設を楽しみつつ知識を深めることができました。

画像4民泊.jpg
民泊「みやざきサービス」の利用者と

画像5放牧牛.jpg
隠岐の放牧牛!

画像6あまマーレ.jpg
コミュニティ施設 あまマーレ

画像7 海.jpg
海士町の海 Beautiful ?

 視察全体を通して視察以前に想定していた回答とは異なった意見を頂くことが多く、実際に現地で島民の声を聞くことの重要性を理解できました。また、視察終了後に聞き取り調査の成果や学生の感じたこと等を共有し意見交換を進めていく中で、海士町に対する理解が深まるとともに新たな気づきを得ることができ、非常に有意義な視察になりました。

画像8 ゼミ一同.jpg
楢原ゼミ一同(キンニャモニャセンター前にて)

keyboard_arrow_upTOP